制作者 設計者 : Ryo Asakura
撮影 : Ryo Asakura
Generally, people decorate items that include their own memories, such as photo frames, drawings, or alters. They have totally different appearances, but they all involve the unforgettable memories. According to this fact, I designed a chair that plays the role instead.
This chair contains three acrylic plates. And you can put your own pictures, or either draw on them. This time because our laboratory is located in Kitanaka, Yokohama, I put the view of it. This chair have possibilities to become your own memorial item, since it is flexible as you want.
(1)受動的消費者から能動的生活者への変化
>なぜそれを欲したのか、作ろうと思ったのか
場所が変わっても馴染む要素や、自分の好きなようにあとからデザインを変化できるものを作りたかった。モノを大切にするにはいつまでもお気に入りである必要と、空間に適しているということが重要だと思ったから。
>作ってみて新たに発見したことは何か
椅子というプロダクトの耐久性を考えることは構造を考えることであること。今回はさらに限られた材のなかでそれを効率よく実現することであった。
>次に作るなら何を作りたいと思ったか
シルクスクリーン用の印刷台を作りたいと思った。
>次に作る際に気をつけようと思うことは何か
木材の場合、厚さや品質にバラつきがあるので、最適化できるような設計や、グラスホッパー上の仕組みを工夫してどの材でも対応できるようにしたい。
(2)制作物のポートフォリオ
>デザインプロセス 制作物のコンセプトは
家具の製作および、大きな木工が初めてだったので、初期ではイスの構造や耐久性を重視し、スタンダードなイスのモックアップを作成した。垂直 に脚を4本出したイスだと、釘や接着剤なしの条件があり不安だったので脚を交差させるカタチをとった。
>何を成し遂げるために、とのような論理立てを持って実現しようとしたか
大切にする想いを部屋に飾るように、イスに大切な想いを部屋に飾る思い出は、部屋の雰囲気にあわせ、変えるものである。居間には家族写真、仏間には先祖の写真、書斎には美術絵画などと、部屋の用 途、環境により中身は変わるがどれも大切な想いを持っていることには変わらない。このイスは写真立てや額縁のように大切なものを飾る要素を加 えた。今回は北仲が横浜にあるということで、横浜の街をシルクスクリーンによって描いた。この中には写真をいれても、直接絵を書いても良いようにアクリルが3枚重ねて入れられている。
背もたれの強度を強くするために文字通り額縁のように覆い込むかたちにした
>プロトタイプモデルの紹介